この筆者、北方四島をめぐる交渉をする外務省の分析官で背任とかで逮捕された人。
何年か前に買って積ん読してたやつ(笑)
なんでこの人のこの本を、しかもハードカバーを買ったのか自分でもよくわからないけど(笑)
ちなみに「国家の崩壊」ってのも読んだけど、これはソ連崩壊について。
いまだかつてソ連に興味を持った記憶がないんですが(笑)
文中の、勾留中に国策捜査とは?という検事との語らいの部分は面白かった。
時代のけじめとしての国策捜査。
逮捕当時は、小泉政権で新自由主義的な構造改革が、本来なら相反するはずのナショナリズムと絡みながら増殖する時代で、それにそぐわない地方に予算を公平に分配するとか、ムネオみたくロシアと手を結んで必要な部分のインフラを整備してというやり方が槍玉にあがった的な分析。
検事は本来の役割でなく、マスコミや大衆目線で、国家権力使って少しのスキに付け込んで事件を作るとかの下りは他人事と思えなかったな。
怖いぜ、怖すぎるぜ国家権力…
国益ってなんだろう?
政治家の利益?
法治国家とか、三権分立という言葉がむなしく響いてくるような本でした。
その後、おもしろそうだなと思って買った新書がどっちらけで、ガッカリだよー!(古)
とりあえず、東京に通ってる間に文化村でやってる「忘れえぬロシア」展を見に行こう。
英題は<Unfogettable Russia>
日本語題も英題も響きがいいよねー。
ナ、Unfogettableってゆう英語のフレーズ好きだなー。
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